心が病気を生み出す理由 その① 自律神経篇

こんにちは。

ウェルネスクリエーター&病気解放の専門家、岩田です。

今回は心が原因で病気が生み出されるわけを何回かに分けてお伝えしていきたいと思います。

 

その第一回目は「自律神経」篇です。自律神経とはどんな働きでその働きによってなぜ病気が生み出されるのでしょうか?

そして心と自律神経の関わりとは?をお伝えしていきます。

 

Contents

自律神経とは?

自律神経とはどんな働きをするのでしょう?

ここでは難しく考えないでください。

あなたは食べ物を食べた時に胃に指令を出していますか?

「よし夕食を食べているから胃酸を出せ!」って自覚意識が命令を出してますか?

もしくは暑い時「よし暑いから汗を出し始めよう!」と命令しますか?

そんなことないですよね。

これらは自分の意識にかかわらず、勝手に自動的に様々な身体活動をしてくれています。

そのコントロールのメインコンピューターが自律神経です。

自律神経が働くからこそ私たちは消化でき、汗もかき、血液も免疫も、様々な身体活動を最適な状態に保つことができているのです。。

つまり生きるための自動操縦装置、それが自律神経だと思ってください。

自律神経はそういう意味でとっても役にたつものですが、難点もあります。

自動操縦装置がゆえに、意識でコントロールすることが難しいのです。

一部、呼吸などでは意識介入できますが、基本意識でコントロールは難しくなっています。

だから、一度狂い始めると修正が大変なのです。

自律神経失調症ってご存知ですよね。

自律神経失調症はこの自動操縦装置の働きが何らかの原因によって狂ってしまった病気です。

 

交感神経と副交感神経

この自律神経ですが二つの種類に分かれます。

交感神経と副交感神経です。

聞いたことありますよね。

この二つの自律神経、働きがまったく逆なのです。陰と陽、光と影、プラスとマイナスみたいに。

そしてこの二つは常にバランスを取りあって、どちらの働きが活発になったらもう片方の活動がおとなしくなって、シーソーのように相補的に活動します。

そして身体の活動が最適になるようにうまくバランスを取っているのです。

 

試練と支援

交感神経が優位になる時と副交感神経が優位になる時はどんな違いがあるのでしょうか?

簡単に言うと、あなたが試練を感じている時、つまり困難やチャレンジな出来事に対面した時、私たちは交感神経が優位になります。

そして今度はあなたが支援を受けている時、つまりリラックスやサポートをされている時、私たちは副交感神経が優位になるのです。

これを「チャレンジ(試練)とサポート(支援)による自律神経の切りかわり」と言っておきます。

このことは後ほど心との関係で詳しくお伝えしますね。

交感神経の働き

さて交感神経の働きにはどのようなものがあるのでしょうか?

交感神経は身体のアクセル的な働きをします。

なので通常は日中、明るい時に活動は優位になります。

交感神経は血液の赤血球をコントロールし抹消の血管の太さをコントロールします。

それは直に血圧にも関係してきます。

そしてカタボリック、身体を壊す方向に導きます。

呼吸で言えば「吸う」時に交感神経が優位になります。

そしてとても重要なこと、何か困難な出来事があると、この交感神経が優位になります。

これを「闘争&逃走反応」と言います。

 

闘争&逃走反応

「闘争&逃走反応」とは古くは原始時代、私達祖先が狩猟時代に手にした身体の反応です。

例えば昔は「獲物を捕るか」もしくは「喰われるか」の状況が日常として当たり前でした。

ですから獣を目の前にした時に、「戦う(闘争)」or「逃げる(逃走)」に適した身体の反応を交感神経が起こすのです。

まず脳の扁桃体がノルアドレナリンを放出し副腎を刺激します。

そして副腎から放出されたアドレナリンが交感神経するのです。

闘争や逃走の中で、身体に傷を負ったとしても出血を最小限にとどめるため、交感神経は身体表面に流れる血液を少なくします。

そして判断素早くいつでも動けるようにするために血糖値を上げ、脳と筋肉に血を持って行きます。

全身は大量の酸素を必要とするので呼吸が速くなり、食欲や睡眠欲、性欲が抑えられます。

これが一次的な闘争&逃走反応です。

ここまでなら身体は活性化しより元気な状態を作るのですが、その状況が長時間続いて行くと様々な身体への悪影響を及ぼし始めます。

 

コルチゾールと免疫の関係

そういった困難や試練の状況が長時間続くと、脳下垂体から副腎皮質ホルモンACTHが分泌され、副腎を刺激し、コルチゾールというホルモンを大量放出していきます。

コルチゾールは、身体のエネルギーを増やすため、まず筋肉や身体の組織を分解しアミノ酸にして肝臓に送ろうとします。

つまり身体の破壊が起こります。

そのため本来身体を守るべき「おまわりさん」である免疫細胞も分解され、免疫が大幅に低下するのです。だから病気にかかりやすくなります。

また癌を本来やっつける役割のNK細胞の数が減少し、癌細胞を叩ききれなくなりついには癌を発症することになるのです。

またコルチゾールはインスリンの働きを弱めるため血糖値が上昇し糖尿病を引き起こしたり、脂肪の蓄積も進みます。

また身体を酸化を進めます。これは活性酸素が交感神経優位になった時に発生しやすくなるためで、交感神経優位だと老化が進みます。

またコルチゾールを放出する副腎に指令を出すために脳下垂体はACTH副腎皮質ホルモンを大量に出すためその他の大切なホルモンの生成が二の次になっていきます。

すると精巣や卵巣の活動が鈍くなり不妊を引き起こしたりもするのです。

そう書くとコルチゾールってすごい悪者のように聞こえますが、これはあくまでも大量に体内に放出された時の反応です。(つまり困難な状況が長時間続いた時です。)

実はコルチゾールって少なすぎてもいけないのです。

例えば副交感神経優位なリラックスもしくは陶酔状態が長期間続くとコルチゾールはとても身体に少なくなります。

すると今度は免疫が強くなりすぎて様々な自己免疫疾患(アレルギーやリウマチ等)が発症するのです。

 

副交感神経の働き

さて次は副交感神経です。

副交感神経は交感神経の働きのまったく逆です。夜になると活動が活発化し、身体を休ませる方向に働いていきます。

交感神経と異なり、支援、サポートな状況の時に働き、身体を生成させるように成長ホルモンや女性ホルモン、オキシトシンやドーパミンを身体に放出します。

呼吸でいうと「呼く(はく)」時に優位になるので、もし交感神経が高ぶりすぎて副交感神経を上げたいのなら、呼吸は「はく」時間を長く取ることです。

また副交感神経は免疫細胞(白血球)をコントロールします。なので副交感神経優位になりすぎるとアレルギーなどを起こしやすくなります。

 

 

健康になるために自律神経バランスは?

さてこの自律神経、交感神経と副交感神経の働きのバランスですが、どんな状況の時に私たちは真の健康を手に入れることができるのでしょう?

一見、副交感神経優位の方が健康になれるような世間一般的な風潮がありますが、実はそうではなく、交感神経と副交感神経の働きがちゃんと同じだけ働いている状況が一番あなたが健康を取り戻しやすいのです。

交感神経の働き = 副交感神経の働き

どちらが優位でもなく同じだけ働いてくれること。

それが健康には必須なのです。

つまり交感神経を優位にする「試練、チャレンジ」

と副交感神経の働きを優位にする「支援、サポート」はどっちも必要で健康な状況を維持する、もしくは健康を取り戻すためには、試練と支援、その両方が実は必要なのです!

 

自律神経と心の関係

ではこの自律神経の働き、試練の時に交感神経優位、支援の時に副交感神経優位になることはここまでの説明の通りですが、その「試練 チャレンジ」と「支援 サポート」と物事を判断するのはなんなのでしょう?

 

ここにはあなたが持っている価値判断基準(コアバリュー)が大きく関わっています。

 

あなたが物事を「試練:チャレンジ」もしくはマイナスと捉えているなら、それはあなたのコアバリューにとってデメリット、マイナスを感じているから。

もしくは「支援」と捉えているなら、それ自体があなたのコアバリューにメリット、プラスと感じているからなのです。

ですがこの価値判断基準はその人それぞれ。

だから、同じ出来事でもプラスにとらえる人がいればマイナスにとらえる人がいるのです。

とするなら、、、

ここで大切なことをお伝えします。

自律神経のバランスは物事をどのようにとらえるかで決まるということ。

つまり、あなたのものの見方によって、

自律神経のバランスが大きく変化すると言ってもいいのです。

 

ということは、自律神経のバランスが崩れてあなたの病気が生み出されているなら、

あなたのものの見方が変化すればそれはバランスを取り戻すということでもあります。

そしてそれは、健康を取り戻し病気から回復するということを意味するのです。

 

まとめ

あなたが物事をどう認識するかによって自律神経のバランスが変化します。

偏りすぎた物の見方によって自律神経のバランスは大きく傾き、それが病気を生み出しているのです。であるなら、あなたの物の見方を変えることができればあなたの自律神経バランスは正常な状態を取り戻し、しいてはそれが病気からの回復につながり健康を取り戻すことになるのです。

 

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